1998年07月19日
◆第1回関東ウェブマスターオフ
[ event ]
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 関西で行われている「関西ウェブマスターオフ」の東京版が開催されました。
全国のインターネット上で人気のある、ホームページのWEBマスターやネットワークで活躍してる方々をゲストにお話をうかがったり、また交流の場として定期的に行われるオフ会です
 シンクの佐々木さんの縁で参加させていただけることになりました。会場は東京都目黒の目黒会館。右も左も分からない東京で迷いながら到着しました。

■関東ウエブマスターオフ 概要
 「関東ウェブマスターオフ」は、全国のインターネット上で人気のあるホームページのWEBマスターや、ネットワークを活用して興味深い活動や事業を展開している方々をゲストにお呼びしてお話をうかがい、同時にネットワーカーの交流の場としていく首都圏を中心とする様々なグループを超えて学びあい、親睦を深めあうオフ会(オフラインミーティング)です。
 この会はすでに関西で行われている「関西ウェブマスターオフ」の東京版で、
ネットワーカーの自主運営です。話題のゲストをお呼びし、できるだけ安い参加費で多くの方に気軽にきていただきたいと考えています。
 インターネット関係者の、グループを超えたこれだけの規模と企画のオフ会は都内では今までになかったため、開催前から大変反響が大きく、今後の展開にも期待が高まっています。
 参加者の皆さんのご意見やご協力で、今後も定期的に、さらに内容を充実させて開催していく予定ですので、積極的なご参加をお待ちしています。
司会
  神田 敏晶氏  (KandaNewsNetwork)
  堤  香苗氏  (有限会社アクセルエンターテイメンツ)
※以下は当時のメモから書き起こしたものです。当時のメモが汚くて正確ではありません。
第1部 <これからのWebデザイン>
  圓尾 伸三氏  (株式会社パイナップルカンパニー)
  佐々木 博氏  (株式会社シンク)
  生田 昌弘氏  (株式会社キノトロープ)

いかにして楽しませるかのコンテンツ作り
僕らがやるべきこと →「人」に還元性
アクセス数→新しいコンテンツ 人との出会い
WEBをやる人としてnetに対して何がやれるか?
自分がnetで受けた衝撃を他の人に与えられるか?

WEBの距離感
 「間」の感覚、自分の思いを伝えられない

請け負い
 クライアントに対して理解してもらえるか?
 クライアントを教育する
 クライアントを教養する

生田 昌弘氏
  自分はWEB屋、HPと同じにして欲しくない

  ●ヒット数を減らそう
  ●見たい人だけに見せよう 全ての人に公開する必要はない
  ●クライアントの自動化しなければWEB屋は成り立たない。
  ●インターフェイスデザインに気合いを込める
  ●人に見えない所が重要(クライアント)
  ●テキストベースで出来ることはHP上で行う
  ↑ここまでが基本
  売り上げが伸びるか結果が分からない仕事はしない

  インターネットの力でどれだけできるか
  ホテルの検索、利益が少ない
  セキュリティービジネス ハック やられた。


佐々木 博氏
  仕事の流れ
  仕事を請けるには「Webで売上が伸びるとは言えない」

  仕事を受けるのは、体育会系のノリ。
  クライアントの信用関係がとっても重要。「目を見てくれ」
  HPのスペースを無料で開放する。お金を取っても儲からない。
  けど、2,3年後には成り立つビジネスになってるかもしれない。

●WEB作成の体勢
  シンク
    ○社員14人中、Webが3,4人
    ○自分の考えを表に出さない。考え方が違う。
    ○人と人の思い
    ○Webデザインの考え方が違う。
    ○初めてWEBに出会った時の感動を忘れると、いいものは作れない。
    ○この思いが重要

  キノトロープ
    ○1チーム 5,6人 6チーム(30~32人)
     1チーム CGI
     5チーム 新規
    ○体勢を作る
    ○フォーマットを作る
    ○何をしたいのかを分からせる
    ○生成度も大切
    ○人が作るものを相手に伝える。
    ○作り手(デザイナ)として人の考えを伝えることを重要視する

●クライアントに対して
 成功するポイント
  ○インターネットのことを理解してほしい
  ○自分でもやれるものならやってもらいたい
  ○思いを持つ(自社にたいしての思いやりをもっている)
第2部 <これからどうする?オンラインショップ運営の秘訣>
  粟飯原理咲氏  (メーリングリスト「LIFE」主宰)
  森本 繁生氏  (ネットパラダイス)
オンラインショップを成功するには運営側のノウハウが重要 粟飯原理咲氏 ●女性メーリングリスト「LIFE」とは  ○「消費者の視点からEC,オンラインショップを考える」  ○企業に対して「女性ユーザの生の声を伝える」ことを目的 1996年12月に結成  ○現在参加者500人,ログ数3900通以上  ○「こんなオンラインショップが欲しい」    「今のEXのここが嫌」etc....     毎月ECに関する話題をテーマに基づいて議論 ●一年の話し合いを本にした   1300人の女性が本音を集約した書籍   「成功するオンラインショップ」 ●急増するオンラインショップ数  ○消費者向けオンラインショップの店舗数の推移  ○LEFEの変化   ・メンバーの変化(約30名→約500名、年齢層や職業も拡大)   ・議論の変化「なぜ買わない」→「なぜ買った」へ ●オンラインショッピング利用人口の増加  ○「オンラインショッピングを初めてした年」は97年がダントツ  ○ネット人口のうち、オンラインショッピング利用経験者は47.5% ●オンラインショップの明と暗  ○成功を収める黒字の店舗は2割以上に倍増  ○一方、6割以上の店舗はいまだに赤字経営   消費者がいいという商品を集めることで、よいHPを作ることができる。   店を選別できるのは、消費者でしかできない。   デザイン重視のHPとオンラインショップのHPは性質が異なる ●私達は「なぜ買うのか」!?  魅力的なオンラインショップに必要な条件には何があるのか  ○絶対条件は「商品力」   他のショップで買うよりメリットがある   「ここでしか買えない」   「ここにくればXXなら全部揃う」   「商品がすべてX割引」   「全商品翌日配送」   「オリジナル包装」  ○接客の基本、最低限の商売マナー   顧客を安心させる    対応のスピード、挨拶、店の信用情報の掲載、    返品、送料のメールの記載etc...   丁寧に親しみやすいメール(なれなれしくならない)   □「入金を確認できません」メール     2回まで、3回目はない。その時点で「客ではない」 ○「いきいきしている!」ページ   ページ、ライブ感がある    気配が見えにくいウエブショップ    ・今日も営業しているか?    ・本当に従業員はいるのか?    ・客は沢山来ているのか?  ○WEBならではの店構え   リアル店舗、カタログ販売とは違い   ・DBを活用した商品検索、リアルタイム性を生かした頻繁な更新   ・テキストによる軽いページ、さまざまな角度から商品を見せる技術   ・コンテンツの見せる「力」よりも、「商品を見せる力」が重要   ・WEBはいろいろな角度から見せることができる  ○WEBだけにとどまらない営業戦略   果敢なプッシュ    ・くちコミ、メールマガジン、雑誌、    ・メーリングリスト、検索エンジンetc....  ○「弱み」が「強み」になるショップ理論   消費者を納得させられる理論   ・なぜこのショップではこのサービスが実現できないのか?   ・消費者になっとくさせられるまで記載する いかに納得、満足してもらえるか ●私たちはなぜ買わないのか!?  圧倒的な情報不足  ○買いたいものがない  ○どうやって買ったらいいかわからない  ○決済が不安  ○送料がかかる  ○宅配物をなかなか受け取れない ●インターネットは情報の宝庫だか  消費者にとってオンラインショッピングを例えるなら・・・  「インターネットという大海の中の宝探し」    隠れている情報どどう探すか?(情報流通の仕組み)    どうやって宝を見極めるか?(目利きの仕組み) ●「買い方」の選択肢  現時点での「買い方」の選択肢は大きく二つある  ○目的達成型   欲しい商品を検索エンジン、ショッピングディレクトリーなどで探す   →「専門店」>「なんでも屋」  ○くちコミ形   雑誌やメーリングリスト 知人から聞いた面白そうなショップにアクセスする   →「話題性」の提供 「話題性のある専門店が強い」理由 ●今後のオンラインショップビジネス  消費者の立場から今後のオンラインショッピングビジネスに望むことは  ○オンラインショップ全体のサービスレベルの向上   売れるオンラインショップの秘訣→全てのショップの「常識」へ   ノウハウを隠さずに情報を公開すること。秘密にしない   自分の経験を出す。   自分から、公開しないと新しい情報は入ってこない  ○消費者までの洗練された情報流通  ○安心できるショップのバックヤードシステム  ○消費者フレンドリーな物流のしくみ  ○購入をスムーズにし、かつ購入の目的になる業界標準 安心して楽しくショッピングができるしくみ作り
第3部 <インターネット・ニュービジネス>
  神田 敏晶氏  (KandaNewsNetwork)
  橋本 大也氏  (アクセス向上委員会「ギャビー」)
  深水英一郎氏  (有限会社ユナイテッドデジタル)

KNN
 インターフェイスがダメ
 パーフェクトTV
  DirectTV

草の根メールサービス
 コスト低下

次の展開
 有料の企画システム
 mailマガジンでnewビジネス

シリコンアレイ【Silicon Array】
 日本のベンチャーシステム

 興味深かったのは、キノトロープの生田さんの講演。
BMWのホームページを制作した。ユーザの見える部分だけではなく社員が使う裏側のページまでも企画して「ホームページを公開して、これだけ売れた」というのが分かるような仕組みを作った。制作費が1千万とか言ってました。
 確かにこれからの時代「ホームページ作りました」だけではなく、「このホームページを作成することでこれだけ物が売れました。」「これだけ利益が出ます」というのが重要になってきますね

 司会のKNNの神田さん。人なつっこいキャラで喋りも非常に巧い!楽しく笑わせていただきました。「見たことのある人だなぁ~」って思ったら高校の先生に似てることに気づきました。

 懇親会には残念ながら参加できませんでした。
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1997年10月30日
◆大学生がインターネットラジオを開局
[ event ]
ss
柔軟な感覚で情報化社会に進出
大学生がインターネットラジオを開局

 インターネットは、現在のメディアの中で最も普及しており、これからのマルチメディア社会において、重要な役割をはたしていくと思われます。大学生の間でもネットに強い関心を持つものが増え、活動の場を求めた結果、ネットラジオという形で実現することになりました。
 ネットラジオは地上波と違いリスナーを限定しないという利点があります。またリスナーも聞きたい番組だけを瞬時に選ぶことができます。なにより、ネットラジオでは放送の型がなく、可能性が無限に存在します。
 本プロジェクトでは学生ならではの発想を生かした個性的な番組を作り、運営を行って生きたいと思っています。更には、各大学とのリンクによる学生ネットワークへの発展と構築を視野にいれ、学生がネットを通じ、世界へと情報を発信していくことを目的としています。
 開局は来る平成9年10月31日。下記のアドレスまでアクセスお願いします。また、意見、質問等も受け付けておりますので、ご自由にお寄せください。

 【グループ】Medium(ミューディアム)
 【アドレス】http://www2.kanazawa-it.ac.jp/yume/medium
 【 メール 】medium@dreamlab.etc.kanazawa-it.ac.jp
 【  電話 】076-248-1100 金沢工業大学広報課
 【  FAX  】076-248-7318 

 学生が何を求めているのか、何が出来るのかをご覧ください。

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